一般社団法人日本能率協会は、アジア最大級の食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN 2026」を、3月10日から13日までの4日間、東京ビッグサイトにて開催する。1976年から続く本展は今年で51回目を迎え、約80カ国・地域から約3,000社が出展し、国内外の食品関連企業やバイヤーが一堂に会する国際的な商談の場となる。
主催者側は、2026年のフードトレンドとして「Swicy(スウィーシー)」「クラフトスナック」「プレミアムインスタント」の3つを提示した。SNSを起点に欧米で急速に広がる「Swicy」は、甘さと辛さを掛け合わせたフレーバーで、Z世代を中心にスナックや調味料分野での拡大が見込まれている。刺激と甘みが共存する意外性のある味わいが、新たな嗜好として注目されている。
「クラフトスナック」は、作り手の背景や産地、製法といったストーリー性が評価される流れを反映したカテゴリーで、大量生産では生まれにくい個性や素材の魅力を打ち出した商品が支持を集めている。単なる間食にとどまらず、発見や物語性を楽しむ嗜好品としての位置付けが強まっているという。
さらに、「プレミアムインスタント」は、利便性と本格的な味わいの両立を追求した進化系即席食品として注目される。忙しい日常の中でも品質にこだわりたいという消費者ニーズを背景に、店で味わうようなクオリティを自宅で手軽に楽しめる商品が、今後さらに身近な存在になると見込まれている。
会場では、これら3つのトレンドを象徴する製品に加え、健康や環境に配慮した食材、食品加工機器なども多数紹介される予定だ。多様な出展内容を通じ、来場者は世界の食の潮流をいち早く体感し、新たなビジネスのヒントを得る機会となる。
また、東展示棟7ホールには「食×AI」「物流ソリューション」「スタートアップ」をテーマとした次世代ソリューションゾーンを新設。物流の人手不足やAI活用といった現場課題に対し、サプライチェーン全体を視野に入れた解決のヒントを提示する。
海外パビリオンでは、モーリシャスやモロッコなどの新興国が初出展し、スロベニアやアルメニアといった非メジャー産地の存在感も高まる。原料不足が指摘されるコーヒーやチョコレート分野を背景に、新たな調達先としての関心も集まっている。
冷凍食品分野では「フローズン オブ フューチャー」アワードが5年連続で実施され、23社がエントリーした中から4部門20商品が審査対象となる。小売や外食、ホテル関係者による実食審査とプレゼンテーションを通じ、次世代ヒット商品の創出を目指す場となる。
南展示棟3ホールでは「FOODEX WINE & SAKE」が展開され、約300社が参加する海外ワインエリアに加え、日本酒の魅力を発信する「SAKE JAPAN」も併催される。ソムリエ田崎真也氏によるセミナーや、日常の惣菜と組み合わせた実践的なマリアージュ提案も行われる予定だ。
来場者向けには「FOODEX JAPANアプリ」が提供され、フロアマップや出展者検索、デジタル名刺交換機能などを通じて、円滑な会場回遊を支援する。紙の会場案内図は配布されず、事前のアプリインストールが推奨されている。
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編集:小田菜々香













































