1日午前7時10分、北朝鮮が朝鮮半島東部海域に向け弾道ミサイルを発射したと、韓国軍合同参謀本部が発表。高角度で発射された同ミサイルは大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられ、約1時間後に日本のEEZ外に着弾した。
この発射は、米韓両国防相がペンタゴンで安保協議会(SCM)を開催中に行われた。会談では、オースティン米国防長官と金龍顯韓国国防相が北朝鮮のロシアへの軍事支援を強く非難していた矢先だった。
韓国メディアは、北朝鮮が対ロシア支援への国際社会の関心を逸らす狙いがあるとの見方を示した。同ミサイル発射は今年初のICBM発射で、昨年12月の「火星18」型以来、約10カ月ぶりとなった。
米韓両国防相は共同声明で、ロシアと北朝鮮の「包括的戦略的パートナーシップ条約」締結や軍事協力の深化に強い懸念を表明。両国は違法な武器取引や先端技術移転が国連安保理決議違反にあたると指摘し、北朝鮮の対ロシア軍事支援を厳しく非難。
また両国は来年から、インド太平洋地域での同盟安全保障協力の枠組みを承認し、海洋安全保障や防衛産業協力、情報共有などの分野で協力を拡大していくことで合意した。
編集:佐野華美 (関連記事: 石破茂氏、「共感と納得」の新内閣を率いて 「アジアNATO」の推進が最優先課題に | 関連記事をもっと読む )
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