トップ ニュース 珍しいシーンが流出!釜山の米中会談で習近平氏が満面の笑み 「笑顔の裏に刃」か 一枚の写真が波紋
珍しいシーンが流出!釜山の米中会談で習近平氏が満面の笑み 「笑顔の裏に刃」か 一枚の写真が波紋 ホワイトハウス公式サイトが米中会談の写真を公開。習近平氏がトランプ氏に笑わされた珍場面も含まれる。(写真/ホワイトハウス公式サイト)
中国の習近平国家主席と米国のトランプ大統領は30日、韓国・釜山で会談した。いわゆる「トランプ・習近平会談(米中首脳会談)」は約1時間40分で終了し、共同記者会見も共同声明もなし。米中関係がどう動いたのか、外側では議論が渦巻いた。一方、後にホワイトハウス公式サイトが公開した映像では、トランプ氏が習氏にカードを示す場面があり、それを見た習氏と隣の王毅・中国共産党政治局委員が思わず笑みをこぼす様子が映った。習氏が目を細めて笑う表情はきわめて珍しいとされた。
トランプ氏が小さなカードを掲げて習近平氏に見せ、場が笑いに包まれた瞬間。(写真/ホワイトハウス公式サイト)
今回の会談は、トランプ氏の現任期で習氏と初めての対面であり、関税戦・貿易戦・レアアース戦を経た後に両首脳が“氷を解く”機会となったことから、大きな注目を集めた。
ホワイトハウスが公開した連続写真には、トランプ氏のやり取りに笑みを見せる習近平氏の珍しい姿も。(写真/ホワイトハウス公式サイト)
とはいえ、100分の会談後も共同会見も共同文書もなく、トランプ氏は会談直後に米国へ戻って家族のハロウィーン行事に出席。米中関係への具体的な影響は読み取りづらい状況が続いた。
トランプ大統領はルビオ国務長官、ベッセント財務長官らとともに習近平氏らと会談。(写真/ホワイトハウス公式サイト)
その後、双方の発表内容からは緩和ムードもうかがえた。トランプ氏は来年4月の訪中計画に言及し、年末には習氏を訪米に招く意向を示した。新華社の配信では、習氏が「両国はパートナーであり友人として、米中関係という大きな船を安定して進めるべきだ」と強調。トランプ氏は、双方が合意に達したとして、米国は対中関税を引き下げ、中国は米国産大豆の購入再開やレアアースの継続輸出、違法フェンタニル取締りの強化を約束したと述べた。
トランプ米大統領と習近平国家主席が韓国・釜山で会談。所要は約100分。(写真/ホワイトハウス公式サイト)
続いてホワイトハウスは会談写真も公開。トランプ氏が習氏にカードを見せ、習氏、王毅ら中国側出席者に加え、米国のルビオ国務長官も笑みを見せるカットが含まれていた。とりわけ習氏が目を細めて楽しげに笑う姿は稀少で、会談の和やかな空気を物語るショットとして各方面で話題に。「今年のベスト政治ニュース写真」と評する声も出ている。
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