トップ ニュース 大谷翔平が史上2人目の3年連続MVP 山本由伸も「オールMLB」選出
大谷翔平が史上2人目の3年連続MVP 山本由伸も「オールMLB」選出 米大リーグは13日(日本時間14日)、2025年シーズンのMVPおよび「オールMLB」受賞者を発表し、ドジャースの大谷翔平がナショナル・リーグで満票による3年連続4度目の最優秀選手賞(MVP)を受賞した。大谷のMVPは通算4度目で、バリー・ボンズ(7回)に次ぐ歴代単独2位。満票での受賞は自身3度目となる。発表時には妻の真美子さん、愛犬デコピンとともにリモート番組に出演し、「すごく光栄です」と喜びを語った。
ドジャースの日本人投手・山本由伸。(写真/陳志豪撮影 ) 大谷は今季158試合に出場し、打率.282、55本塁打(リーグ2位)、102打点、OPS1.014(リーグ1位)、146得点(メジャー最多)と圧倒的な成績を残した。投手としても6月に復帰し、14登板で1勝1敗、防御率2.87を記録。指標fWARは9.4でナ・リーグ1位 をマークし、 ファイナリストのカイル・シュワバー(フィリーズ)、フアン・ソト(メッツ)を大きく引き離した。
同日に行われた「MLB Award Show」では、ア・ナ両リーグからベストナインを選出する「オールMLB」が発表され、大谷は指名打者部門でファーストチームに選出された。また、ドジャースの山本由伸も先発投手部門でファーストチーム入り。日本投手としては、ダルビッシュ有(2020年)、大谷翔平(2021〜23年)に続く3人目の選出で、ドジャース所属の2人が同時にファーストチーム入りする形となった。
大リーグ東京開幕シリーズが19日に行われ、大谷翔平が3本塁打を放ち、ドジャースは最終的に6対3でカブスを下した。(写真/陳志豪撮影 ) ファーストチームにはそのほか、一塁手ウラジーミル・ゲレロ(ブルージェイズ)、捕手カル・ローリー(マリナーズ)、外野手にはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)、フアン・ソト(メッツ)が選出された。先発投手はスキーンズ(パイレーツ)、スクバル(タイガース)、クロシェ(レッドソックス)、山本(ドジャース)、フリード(ヤンキース)。救援投手はチャプマン(レッドソックス)、デュラン(フィリーズ)が名を連ねた。
一方ア・リーグでは、ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジが2年連続3度目のMVPを受賞した。ジャッジは今季152試合で打率.331(MLB1位)、53本塁打(リーグ2位)、114打点、137得点(MLB1位)、出塁率.457(MLB1位)、OPS1.145(MLB1位)と圧倒的な数字を残し、30票中17票の1位票、355ポイントで栄冠を獲得。ヤンキース選手による3度目のMVPは、ヨギ・ベラ、ミッキー・マントル、ジョー・ディマジオに並ぶ球団史4人目の快挙となった。
米大リーグは大谷の歴史的な二刀流復活、山本の躍進、そしてヤンキースの象徴ジャッジのMVPと、各リーグのスターたちが存在感を示した1年となった。
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