トップ ニュース 磐梯町が台湾メディア向け観光誘致を強化 町長「台湾の皆さまを歓迎」 紅葉・食・文化で魅力発信
磐梯町が台湾メディア向け観光誘致を強化 町長「台湾の皆さまを歓迎」 紅葉・食・文化で魅力発信 磐梯町は台湾メディア招致ツアーを実施し、自然・食・歴史文化の魅力を発信した。(写真/磐梯町提供)
福島県磐梯町は、台湾の主要メディアを招いた「台湾メディアツアー」を2025年10月29日から31日まで開催し、地域の自然景観や歴史文化、食の魅力を紹介した。3日間の行程では、磐梯山麓の紅葉、名物料理、酒蔵、歴史スポット、伝統工芸体験など、多角的に町の魅力を発信する内容となった。
初日は郡山駅から磐梯町へ移動し、名物「輪っぱ飯」の昼食を味わった後、創業から続く酒蔵・栄川酒造を訪問。秋の紅葉が広がる慧日寺では、磐梯山麓に息づく歴史と自然が融合した景観を取材した。台湾メディアは地域独自の文化と風土に触れながら取材を進めた。
2日目はサイクリング体験が行われ、磐梯山麓の秋景色に包まれながら、猪苗代湖と磐梯山を望む圧巻の風景を楽しんだ。参加者は鮮やかな紅葉の中を走り、歴史や文化に触れつつ、普段の旅行では味わえないローカル体験を満喫した。台湾のインフルエンサーは美しい景色に魅了され、撮影を楽しみながら旅の思い出を残した。
午後には磐梯町役場を表敬訪問し、佐藤淳一町長と交流。町長は「磐梯町は台湾の皆さまを心から歓迎します。磐梯山の美しさと名水の町の魅力をぜひ体感してほしい」と述べ、台湾との文化交流への期待を示した。
最終日は会津藩校・日新館を訪れ、伝統工芸の赤べこ絵付け体験に挑戦。職人の指導のもと、それぞれ個性ある作品を完成させた。続いて手打ちそば体験を通じて会津の食文化を学び、手作りのそばを味わった。
磐梯町は今回の取材ツアーを通じて、台湾市場に向けて地域の多彩な魅力を発信し、今後の観光客の誘致と国際交流の拡大に手応えを得たとしている。
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