トップ ニュース 高市早苗氏の「台湾有事」で中国が激怒 台湾・林佳龍外交部長が台灣人の日本観光を支持
高市早苗氏の「台湾有事」で中国が激怒 台湾・林佳龍外交部長が台灣人の日本観光を支持 台湾の外交部長・林佳龍氏がメディアのインタビューを受け、「台灣人は今すぐ日本観光へ行くべきだ」と述べた。日台友好は具体的行動で示すべきであり、日本はこれまで台湾を非常に支持してきた。今、中国からの圧力を受ける日本を台湾は支持すべきだ。(写真/顏麟宇撮影)
日本の高市早苗首相が国会答弁で「台湾有事」の仮定に言及したことを受け、中国が強く反発するなか、台湾の林佳龍外交部長(外相に相当)は「台湾人は今すぐ日本を旅行し、行動で支持を示すべきだ」と述べ、台日友好をより具体的に表す必要があると強調した。林氏は「日本はこれまで台湾を支援してきた。現在、中国の『いじめ』に直面している日本を、台湾は支えるべきだ」と語った。
中日間の緊張が続くなか、中国政府は高市首相の発言後、「日本の治安環境が悪化している」と主張し、渡航警告や留学警告を相次いで発出。19日には日本産水産物の輸入停止を通報したとされ、対日圧力を強めている。
林佳龍氏は18日、元『産経新聞』台北支局長でジャーナリストの矢板明夫氏によるインタビューを受け、その内容が19日夕方に公開された。高市首相が7日の衆議院答弁で、野党議員の提示した「台湾有事」の仮定に回答したことを契機に中国が反発を強め、報復措置を連続的に講じている点について、林氏は「高市首相は言うべきことを言っただけであり、撤回する意向は示していない。中国共産党がここまで反応するのは、この問題を利用して『レッドライン』を引き、今後も圧力を加え続けようとしているためだ」と指摘した。
林佳龍氏「中共は片面的な操作で圧力をかけ、高市早苗氏の政策を潰そうとしている」 林氏は、中国が台湾に対して軍事行動を取ったり、第一列島線を突破したりする場合、台湾や日本、フィリピンに隣接するバシー海峡や宮古海峡を通過せざるを得ないと説明した。台湾と米国は「台湾関係法」で一定の保障があるものの、台湾と日本は条約や法律の基盤が存在しないと指摘。そのうえで、日本が自国の安全保障の観点から、「台湾有事」の特定条件例えば、艦艇の派遣や武力行使などが日本の存立 危機に直結する可能性があると見なすことは合理的だと述べ、中国が「日 米安保」を仮想敵として扱うのは必然だとの見方を示した。
林氏は「多くのことは事実に基づいて判断すべきだ。高市首相の答弁は仮定に基づくものであり、文脈から見れば日本政府の一貫した考え方に沿ったものだ」と語った。一方、中国では今年、「対日戦勝80年」「国連創設80年」「台湾光復80年」などに合わせ、愛国教育と民族主義を大々的に推し進めていると指摘。そうした状況の中で今回の騒動が発生し、中国にとっては「民族主義を煽る格好の口実」となったと分析した。
さらに林氏は「中共指導部が経済困難のなか民族主義に頼っていることは、台湾としても慎重に注視している。中国が情勢をエスカレートさせないよう呼びかけると同時に、高市首相への支持を強化すべきだ」と強調した。そのうえで「今回の問題は将来的に“ドミノ効果”として日本の政策に大きな影響を及ぼす可能性がある。高市首相の答弁が仮定に基づくものであっても、中国側は文脈の一部だけを切り取って圧力をかけ、攻撃し、高市氏の路線に揺さぶりをかけている。最終的には、高市氏の政策方向そのものを潰す狙いがある」と述べた。
「中共は流氓国家に近い」 危険な瀬戸際戦略を林佳龍氏が批判 林佳龍氏は、日本への観光や留学を通じて中国が圧力をかけている状況に触れ、蔡英文前政権で交通部長(観光行政も主管)を務めた自身の経験から「よく理解できる」と述べた。林氏は、「中国共産党はすべてを政治で判断し、観光、留学、経済貿易を完全に『武器化』している。中国経済との往来自体がリスクだということを各界が理解すべきだ」と指摘した。台湾は長年、中国の「文攻武嚇」(宣伝攻勢と威嚇)にさらされ、多くの人々が感覚が麻痺しているが、日本が今回の標的となったことで、中国の本質「規則に基づく国際秩序を挑戦する存在」がより明確になったと述べた。
林氏は、日本が外交官を北京へ派遣し、意思疎通を図ったことについて「非常に良い動きだ」と評価。「受け入れるかどうかは別だが、少なくとも対話の意思を示すことが重要だ。事態を沈静化させ、煽られて緊張を高めないことが必要だ」と述べた。そのうえで、「中国という『トラブルメーカー』に対して、同じレベルで『戦狼』のように応酬する必要はない。理をもって対応すべきだ」と強調した。
ただし林氏は、台湾が中国に対応してきた経験から「譲れないことは絶対に譲ってはならない」と警告。「一度譲れば中国は要求が際限なくエスカレート し、終わりのない災難を招く」と述べた。
林氏はさらに、中国の反応に対する対処法として「第一線をしっかり守ったうえで、態度そのものは穏やかに保ち、状況を冷静化させることが必要だ」と語った。しかし同時に「中共指導下の中国は、いわば『流氓国家(ならず者国家)』に近い」と痛烈に批判。「北朝鮮がこうした瀬戸際戦略をとるのは、その国家性を考えれば理解できるが、中国はすでに大国でありながら、列車衝突のような危険な『瀬戸際戦略』を続けている。表面上は勝っているように見えても、実際にはそうではない」と述べた。
また、中国駐大阪総領事の薛剣氏が一時、「汚い首は一瞬の躊躇も無く切ってやるしかない」と過激な表現を用いたことについて、林氏は「中国がこれほど激烈で異常な反応を示したのは、民族主義の高まりと、自らを『強国』と位置づける意識が背景にあるのだろう。しかしこれは外交にそぐわず、犯罪を助長し、テロ行為を誘発しかねない」と批判した。
林氏は最後に「私は台湾人に対し、今すぐ日本へ観光に行くことを呼びかけたい。今年の台湾から日本への旅行者数は過去最高を更新すると確信している。台日の友好は、具体的な行動で示すべきだ。過去、日本は台湾を大いに支援してきた。現在、中国の『いじめ』に直面している日本に対し、台湾が支持を表すことが重要だ」と述べた。
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