ADKマーケティング・ソリューションズ、「加入・継続型ビジネスファングロースプロジェクト」を立ち上げ、『金融ファングロースレポート』作成

ChatGPT:  ADK MSが新プロジェクトと『金融ファングロースレポート2025』を発表し、銀行利用者の“外注欲”拡大が明らかになった。(写真:ADKホールディングス)
ChatGPT: ADK MSが新プロジェクトと『金融ファングロースレポート2025』を発表し、銀行利用者の“外注欲”拡大が明らかになった。(写真:ADKホールディングス)
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『金融ファングロースレポート2025』を公開、銀行カテゴリでは“外注欲”が新潮流に

ADKマーケティング・ソリューションズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:大山俊哉、ADK MS)は、1999年の発足以来20年以上にわたり金融クライアントのマーケティング課題を支援してきた金融カテゴリチームを基盤に、「加入・継続型ビジネスファングロースプロジェクト」を新たに立ち上げた。この取り組みの一環として、「お金」「銀行」「投資」「保険」「決済」「キャッシング」の6カテゴリを対象に市場動向および生活者意識を分析した『金融ファングロースレポート2025』を作成し、ファンが事業にもたらす成果についても検証を行っている。

今回公表されたレポートでは、加入・継続型ビジネスにおける“ファン”の定義を、企業への思い入れなど情緒的結びつきを示す「Emotional Bond」と、実利・機能価値による結びつきを示す「Functional Bond」の2軸で捉えている。両軸の中央値を用いて4象限に分類する「EFマトリクス」を作成することで、自社および競合ブランドのファン度とポジションを可視化し、今後獲得すべき方向性が明確になるとしている。

銀行カテゴリでは、アプリに対して「使いやすい銀行を選びたい」「入金確認や振込はアプリで行いたい」「アプリの使いやすさが銀行のイメージを左右する」と回答した割合が20代で50%を超え、年代が上がるほど低下した。一方、「ネット専業銀行に抵抗はない」と答えた割合は全体で51.6%と、この5年横ばいが続いている。抵抗を感じる70代が46.5%、抵抗がない30代が53.0%と、年代差は6.5ポイントにとどまり、デジタル化の浸透が続きつつも意識の大きな乖離は見られない。

銀行窓口については、「窓口や営業担当者との接点が重要」と回答した割合が2021年比で11ポイント増加した一方、「ネットバンキングがあれば窓口は不要」との意識も3ポイント増加し、「窓口に行く機会が減った」と答えた割合は5ポイント減少した。窓口を必要とする層と不要とする層がほぼ拮抗し、銀行のデジタル化が進む中で過渡期にある様子がうかがえる。また、「銀行でもっと相談したい」「サービスが良ければ口座維持手数料に抵抗がない」との回答は全世代で2021年より上昇し、若年層では半数近くに達している。 (関連記事: ADKマーケティング・ソリューションズとOgury Japan、AIを活用した新ペルソナ配信メニューを共同開発 関連記事をもっと読む

調査では、銀行サービスへの“外注”ニーズが世代を問わず高まっていることも明らかになった。若年層は知識不足を補うために人やサービスに頼る「学習の外注」傾向が強く、手数料や窓口利用も合理的であれば積極的に選ぶ姿勢が見られた。ミドル層は家事・育児・介護など日常的に多くの役割を担う年代であり、スマホで完結し、安価で手離れの良いサービスを求める「作業の外注」型が中心となる。シニア層は資産を「減らさない」ための支援を銀行に期待する「思考の外注」志向が強く、人生を楽しむために金融面を委ねたいという傾向が示された。理由は異なるものの、いずれの世代でも銀行に対する外注欲が高まっている点が共通している。

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