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リム・カーワイ監督デビュー作、15年ぶりに復活『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』デジタル・リマスター版 国内外から絶賛コメント集まる リム・カーワイ監督のデビュー作『アフター・オール・ディーズ・イヤース』デジタル・リマスター版が著名監督・批評家から絶賛コメントを集め、11月29日より全国で順次公開される。(写真/(C)cinemadrifters提供)
リム・カーワイ監督のデビュー作『アフター・オール・ディーズ・イヤース』デジタル・リマスター版が、11月29日よりシアター・イメージフォーラム、2026年1月3日よりシネ・ヌーヴォほか全国で順次公開される。大阪を拠点に香港、中国、バルカン半島などで映画制作を続け、「シネマドリフター(映画流れ者)」を自称するリム監督の原点となる本作が、15年の時を経てスクリーンに甦る。
作品は2000年代の自由で混沌とした中国を舞台に、国境を越え集まったインディペンデント映画人たちの熱量を凝縮した意欲作。自身の存在が消失する恐怖や日常からの逃避を、虚構と現実を行き来する構造で描き出し、観客を白昼夢へ誘う。近年は東京国際映画祭コンペティション部門へのノミネートやドキュメンタリー公開後、2024年に休業宣言をしたリム監督だが、本作はその出発点と言える。
公開に向け、俳優・映画監督の斎藤工が「今この路線、この世界線で無ければ二度と出会えない傑作」と絶賛。映画監督の三宅唱は「ラストカットで問答無用に気持ちが高揚する。アンストッパブルな映画人生はここから始まった」とコメントした。小田香監督は「驚きの絶えない、大好きなノンフィクション」、リウ・ジアイン監督は「目に見えるものをそのまま信じてはいけない」と語るなど、多方面から称賛の声が寄せられている。ヴィヴィアン佐藤、小柳帝、パノス・コッツァータナシスらも、本作が生み出す二つの世界の構造や映像表現の挑戦性を高く評価した。
公開記念イベントとして、11月29日から12月7日までリム監督が連日登壇予定で、初日には主演の大塚匡将とのトークイベントも予定されている。ゲストの飛び入り登壇も予告されており、詳細は公式サイトやSNSで随時発表される。
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