日本維新の会は、2025年10月に自民党と連立政権を組んで以来、このほど初めて大規模な訪問団を編成し、台湾を訪れた。かつて日本維新の会代表を務め、現在は顧問を務める馬場伸幸衆議院議員が団長を務め、現共同代表の藤田文武衆議院議員を含む党所属の衆参両院議員11人が台湾入りした。
馬場氏は8日夕の記者会見で、頼清徳総統が国防予算引き上げの難しさを語ったほか、日本の国会に日本維新の会のような政治勢力があることをうらやましく思うと述べ、台湾の立法院にも維新のような役割を果たす存在があってほしいとの考えを示したことを明らかにした。
日本維新の会は2025年10月、「閣外協力」の形で自民党と政権合意に達して連立政権を発足させ、自民党総裁の高市早苗氏の首相就任を実現した。ただ、高市内閣の支持率が低下する中、共同通信など複数の日本メディアによると、高市首相は9月16日に自民党の党役員人事、17日に内閣改造を行い、18日に副大臣・政務官人事を行う方向で調整しているという。また一部の日本メディアは、日本維新の会がこれまでの閣外協力から閣内協力に移り、所属議員が入閣する可能性が極めて高いと報じている。
馬場伸幸氏、頼清徳総統が国防予算増額の難しさを語ったと明かす
こうした中、「日本維新の会・中華民国(台湾)友好研討会」の一行がこのほど台湾を訪問し、7日に林佳龍外交部長(外相)と面会し、8日午後には総統府で頼清徳総統と面会した。
8日夕には、馬場氏が訪問団メンバーとともに日本台湾交流協会台北事務所で記者会見を開いた。馬場氏は会見で、頼総統が面会の際、台湾は国防予算を大幅に増やしたい意向はあるものの、立法院との関係もあって政務を推し進めるのが容易ではないといった悩みを訪問団に語ったと明かした。
馬場氏はさらに、頼総統が面会中、日本維新の会がなぜ自民党との連立政権に加わる決断をしたのかにも関心を示したと明らかにした。
これに対し馬場氏は、当時高市早苗氏が置かれていた国会情勢や、日本維新の会が自民党と結んだ48項目にわたる政権合意について説明し、その項目は現時点ですでに6割が実現していると伝えたという。
馬場氏は笑いながら、頼総統がこの説明を聞いた後、訪問団に対し、日本の国会に日本維新の会のような政治勢力があることを非常にうらやましく思うと述べ、台湾にも日本維新の会のような政治勢力があってほしいと語ったことを紹介した。
日台でドローン協力を?
馬場氏によると、訪問団と頼総統の面会では、日本が年内に「防衛三文書」を改定する予定であることにも話が及んだという。防衛費の増額、防衛産業の育成、防衛装備の海外移転といった必要な措置がその内容に含まれる。 (関連記事: 高市内閣改造で維新入閣の観測 訪台の藤田共同代表、台湾との経済関係強化を訴え | 関連記事をもっと読む )
台湾が現在、強化に力を入れているドローン産業について、馬場氏は、日本国内でも最近、ドローンのほか、宇宙、サイバー、電磁波といった領域がしばしば話題に上っていると述べた。新たな形態の戦争に直面する中、日本としてもどう対応すべきか検討しており、これは日本自身の安全保障能力を高める上でも重要な課題だという。


















































