台湾・新北市三峡区で19日、78歳の男性・余姓の運転する車両が暴走し、3人が死亡、12人が負傷する重大事故が発生した。この事故を受け、頼清徳総統は本日(20日)、総統府で行われた就任1周年の演説の冒頭で、「政府として関係機関と地方自治体が連携し、遺族への支援と原因の早期解明に取り組む」と述べた上で、「再発防止に努める」と強調した。また、犠牲者の遺族に対して深い哀悼の意を表し、負傷者の早期回復を願う考えを示した。
頼総統は、「昨日、新北市三峡区の北大国小校区前で多くの死傷者を出す痛ましい交通事故が発生した。行政院は直ちにプロジェクトチームを設置し、私自身も昨夜、負傷者のもとを訪れた」と説明。さらに、「今後、中央政府と地方自治体が連携し、遺族への支援と事故原因の早期解明、再発防止に向けた改善に取り組んでいく」と述べた。
最後に頼総統は、「ここに改めて、犠牲者の遺族に深い哀悼の意を表し、負傷された方々、1日も早く全快なされますよう、心よりお祈り申し上げます。」と語った。
編集:梅木奈実 (関連記事: 台湾の小学校前で車が突入 子ども含む12人負傷3人死亡、「また高齢運転」に怒りの声 | 関連記事をもっと読む )
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