兵士の「拳銃伏射」の不適切な姿勢が物議を醸す
最近インターネットで、ある兵士が拳銃伏射時にハンマーを目に当てて照準を合わせるという不適切な姿勢の写真が出回り、議論を呼んでいます。この誤った姿勢では、ハンマーが後退する際に目に衝撃を与え、失明の危険があるとされています。一時は写真が加工されているという噂も広まった。
しかし陸軍第六軍団指揮部は、ネットで出回った兵士の拳銃伏射訓練の写真について、所属する269旅が最近実施した戦闘訓練課程のものだが、訓練過程での兵士の照準動作が規定に適合していなかったと回答。
第六軍団は、同様の事案の再発を防ぐため、幹部教育の強化と厳格な人員訓練を継続する。
専門家の評価:夜市の射的よりも劣る!
国防部シンクタンク・国防安全研究院の学者である蘇紫雲氏は、文脈を外れた解釈を避けるため、まずこの画像が動画からのスクリーンショットなのか、単独の写真なのかを確認する必要があると指摘。兵士が射撃前の調整や銃の姿勢の微調整を行っていた可能性があるためだ。もしこれが単独の写真であれば、拳銃が目からこれほど近いのは常識に反し、基本的な伏射姿勢にも適合していないと指摘し、「夜市の射的よりも劣る」と述べ、単一の画像による解釈はより慎重に行うべきだと述べた。
蘇紫雲氏は、米軍の拳銃伏射姿勢について、右利きを例に説明:伏せた後体を右に少し傾け、頭部を右腕に軽く寄せ、「両手を伸ばして前方に銃を構える」。また、伏射には応用版として仰向け射撃があり、頭を後ろに反らして膝の間に拳銃を挟んで射撃を行う。
蘇紫雲氏は、いずれにせよ、射撃時には腕をまっすぐに伸ばし、それによって反動を抑えることが重要で、写真のような誤った射撃方法は不適切だとして、軍に訓練の強化を呼びかけた。
編集:佐野華美
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