トップ ニュース トランプ氏、イラン最高指導者の暗殺を阻止、イスラエルとイランの衝突回避へ調停の意志示す プーチン氏も協力姿勢 
トランプ氏、イラン最高指導者の暗殺を阻止、イスラエルとイランの衝突回避へ調停の意志示す プーチン氏も協力姿勢 イラン最高指導者ハメネイ師が10月2日に首都テヘランでの会議に参加し、厳格な表情で講演を聴いている様子。(AP通信)
《 ロイター通信》は 16日、イスラエルは当初、イランの最高指導者ハメネイ師の暗殺を計画していたが、アメリカのトランプ大統領によって拒否されたと報じた。 トランプ氏はメディアのインタビューに応じ、「現在のところイスラエルとイランの戦争には関与するつもりはなく、むしろ両国間の衝突を調停する準備がある」と述べた。これは、ロシアのプーチン大統領から電話があり、自らこの調停役を担う用意があると伝えられたことを受けた発言とされる。 
米政府関係者2人が《ロイター通信》 に語ったところによると、トランプ大統領はイスラエルによるイラン最高指導者ハメネイ師の暗殺計画を却下したという。そのうちの1人は、「イラン人がアメリカ人を殺したことがあるのか?現時点ではまだない。そうである以上、政治指導者を標的にするような行動は議論の余地すらない」と述べた。報道によれば、イスラエルがイランの核開発を阻止する目的で大規模な攻撃を行ったことを受け、アメリカ政府高官とイスラエル側は緊密な連絡を取り続けているという。
米政府関係者2人によると、イスラエル当局は過去に、イランの最高指導者アリ・ハメネイ師を暗殺できる機会があったとして、米側に計画を伝達していた。しかし最終的に、この計画はトランプ大統領によって却下されたという。 この否決がトランプ大統領本人の直接の判断だったかどうかについて、関係者は明言を避けた。 ただし、トランプ大統領が最近、イスラエルのネタニヤフ首相と頻繁に電話で連絡を取っていることは確認されている。 ネタニヤフ首相は16日、米FOXニュースのインタビューで「世の中には実際には起きていない噂があふれている。私からは特にコメントしない」と述べつつも、「必要に応じて行動を取る。我々にはその意思があり、アメリカも自国にとって何が有利かを理解している」と強調した。 
2025年2月4日、アメリカのドナルド・トランプ大統領とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相がホワイトハウスで記者会見を行った。(AP通信) トランプ大統領は、かつてイランに対して「60日間の最後通告」を出し、合意の達成を求めたと明かしたが、現在は新たな期限を設定していないと述べた。 「新たな期限はないが、双方は引き続き対話を続けている。彼らは合意を望んでおり、実際に交渉を行っている」と語った。 今回の衝突が核交渉に与える影響については、むしろ合意の促進につながる可能性があるとし、「今回の出来事は交渉の進展を加速させるかもしれない」との見方を示した。 一方、イランのアラグチ外相は日曜日にテヘランで各国大使と会談し、イスラエルによるイランへの連続攻撃は「米国の同意と支持なしにはありえない」と強調し、イラン政府は米国の「関与していない」とする主張を信用していないと述べた。 
トランプ大統領は以前より、米国とイランの核交渉再開に期待を示してきた。だが、16日にオマーンで予定されていた米イラン核交渉は、最近の米イラン間の軍事衝突を受けて中止となった。イランのアラーグチー外相は、米国の支援を受けた攻撃のため、今後の核交渉は「合理的に進めることが困難だ」と述べている。ABCニュース の15日インタビューでトランプ大統領は、現時点で米国はイスラエルによるイランへの攻勢に関与していないと語ったものの、イスラエルのネタニヤフ首相が米国に介入を要請したかどうかについては回答を避け、「将来的に介入する可能性は否定しない」と述べた。しかし、トランプ大統領は先週、ロイター通信に対して「イスラエルの攻撃に関しては詳細を把握している」と語っている。ニューヨーク・タイムズ紙は、米国が積極的に関与しなければ、イスラエルがイランの核計画を破壊する目標を実現することはほぼ不可能だと指摘し、トランプ大統領はこの点に関して慎重な姿勢を崩していないと報じている。 
2025年3月18日、ロシア大統領プーチンがロシア工業家と企業家連盟の年次総会に出席。(AP通信) トランプ大統領は、プーチン大統領がイスラエルとイランの調停役を務める案について「前向きに検討している」と述べた。「私はこの選択肢を考慮したい。プーチン氏は準備ができていて、自ら電話をかけてきた。私たちは長時間話し、この問題は彼自身の立場よりも重要だ。この問題は最終的に解決されると信じている」と語った。また、《ニューヨーク・タイムズ》は、 イスラエルの最近の攻勢が最新の交渉を破綻させたものの、イラン核合意の再開に向けた努力は依然として復活する可能性があると指摘している。 
トランプ大統領は14日、ロシアのプーチン大統領と長時間にわたり電話会談を行い、主にイスラエルとイランの衝突について議論した。また、《ニューヨーク・タイムズ》 は、イスラエルの最近の攻勢が最新の交渉を破綻させたものの、イラン核合意の再開に向けた努力は依然として復活する可能性があると指摘している。 
《 ニューヨーク・タイムズ》 は、現在のワシントンがイランとイスラエル 双方に対し交戦停止と対話再開を促す具体的な行動をとっておらず、外交の先行きは依然として不透明だと指摘している。しかし、イラン側もトランプ大統領も合意に対する期待を持ち続けており、今後の交渉の形は戦闘がいつ、どのように終結するかによって左右される見通しだ。 イランのアラグチ外相は15日、テヘランで外国使節団に対し「我々はイランが核兵器を追求しないことを保証するあらゆる協定を受け入れる準備がある。しかし、低濃縮ウランの民生利用など、イランの核権利を剥奪する協定は決して受け入れない」と述べた。 さらにアラグチ外相は、イスラエルの攻勢はイランの核開発を阻止するためではなく、ネタニヤフ首相が望まない協定を破壊する目的で行われていると主張した。 
トランプ大統領は15日、SNS「Truth Social」に投稿し、イランに対して「米軍への攻撃をやめよ」と警告した。 「我々は簡単にイランとイスラエルの間で合意を成立させ、この血なまぐさい衝突を終わらせることができる」と述べた。 しかし、《 ニューヨーク・タイムズ 》 は、イランが主張する「民生目的」のウラン濃縮を認めることをネタニヤフ首相が受け入れる可能性は低く、これがイスラエルによる今回の攻撃の最大の理由だと指摘している。 ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究所の教授で、かつてオバマ政権の国務省職員を務めたヴァリ・ナスル氏は、「現時点でウラン濃縮放棄の協定を急いで結べば、それは敗北とみなされる。イランは濃縮計画を放棄しないし、簡単に妥協することも、ましてや降伏することなどありえない」と述べている。 
2025年6月14日、トランプ大統領はワシントンで大規模な閲兵式を開催した。(AP通信) ニューヨーク市立大学国際関係学教授のラジャン・メノン氏は、トランプ大統領がイスラエルの攻撃によってイランが「ウラン濃縮を完全放棄する」合意を受け入れると誤判断していると指摘した。 メノン氏は、「トランプ氏が再び誤判断してイスラエルの戦争に加担する可能性は低いが、確かなのはネタニヤフ首相が米イラン交渉を破壊し、その目的を達成したということだ」と述べている。 イランは明らかに交渉の場に復帰したがっている。なぜなら、この合意こそがイスラエルからのさらなる攻撃に対抗する最善の保障となるからだ。しかし、イランは防空能力の大部分を失っており、イスラエル領土への攻撃手段も限られている。 
ブルッキングス研究所のスザンナ・マロニー氏は、「今回の攻撃により、イラン政府は直ちに崩壊するわけではないものの、その権力は大きく削がれ、重大な危機に直面している。これは1980年代のイラン・イラク戦争以来、かつてない厳しい状況だ。イラン当局は外交を『この生存危機を脱するための最善の手段』として捉える必要がある」と述べている。元米国国務省職員のカリン・フォン・ヒッペル氏は、「米イラン交渉の難しさは、イランが面子を保ちながら交渉の場に戻る道を模索しているのに対し、トランプ氏は相手を追い詰めて降伏を強いる傾向にあることだ」と指摘する。 イラン政府が崩壊しない限り、またはイスラエルが真主党に対する攻撃のようにイランの政治・宗教指導者の殺害に踏み切らない限り、今後の合意は2015年にオバマ政権下で結ばれ、トランプ氏が初期に破棄した核合意に非常に似た内容になる可能性が高い。 フォン・ヒッペル氏は、「トランプ氏は遠回りしたとしても結局は元の位置に戻るだろう。しかし、どのような結果になっても、イランに対して十分な保証措置が盛り込まれた合意が成立すれば、トランプ氏は勝利を宣言できるだろう」と述べている。 
          
            (関連記事: 
            イスラエル、イラン核施設を攻撃、米は暗殺に反対 ネタニヤフ首相「神権打倒を」 
            | 
            関連記事をもっと読む 
            ) 
           
        
更多新聞請搜尋🔍風傳媒
 最新ニュース 
台湾・総統府、18日に野党党首と機密会議 頼清徳総統が主導し「国家安全情勢」説明へ 台湾・総統府は15日、頼清徳総統が6月18日(水)午前9時より、総統府大ホールにて「国家安全に関する特別説明会議(國家安全情勢專案簡報會議)」を主催することを正式に発表した。総統自ら三軍統帥として、防衛、外交、対中政策、安全保障部門の首脳らを招集し、主要野党党首に対して機密性の高い国家安全情勢の説明を行う。これは朝野の協力体制を築き、国家防衛に関する共通認識......
台湾民意基金会世論調査》国民党議員リコール、反対が急増 最新世論調査で70万人が反対に転向 大規模なリコール運動が続く中、現在31人の国民党議員がリコールの第3段階に直面している。台湾民意基金会は本日(16日)、最新の世論調査を発表した。これによると、リコール活動について36%が賛成、58%が反対であり、先月と比較すると賛成者は0.8ポイント減少し、反対者は3.5ポイント増加した。このことについて、台湾民意基金会の理事長、游盈隆氏は、3.5ポイント......
実戦経験ゼロの軍隊は強いのか?元米司令官が語る台湾と中国軍の「真の実力」 台北政経学院、平和と安全センター、中華戦略および兵棋研究協会が主催した「台海防衛兵推(台湾海峡防衛机上演習)」に、米国、日本、台湾の総長や将官が招かれ、台湾の軍事関係者の間で大きな注目を集めた。なかでも、長年台湾軍との交流を持つ元アメリカ太平洋軍司令官のデニス・ブレア氏は、「南シナ海衝突事件」で中国と対峙した経験を持ち、近年の中国の積極的な軍事拡張について、......
台湾が数か月耐えれば、中国の「災難」に 元米司令官が語る軍事的分岐点 台北政経学院基金会、平和と安全センター、中華戦略および兵棋研究協会の共催による「台湾海峡防衛机上演習」が行われ、米国、日本、台湾の著名な軍事指導者の参加により注目を集めている。この「総長級」と呼ばれる机上演習には、前参謀総長の李喜明氏と、彼の師でもある元アメリカ太平洋軍司令官のデニス・ブレア氏が中心人物として名を連ねている。ブレア氏は、これまで台湾の漢光演習......
民衆党には頼らない──民進党・柯氏、国会の「偽民主」に対抗する戦略を明かす 台湾・民進党立法院党団の総召集人・柯建銘氏は6月15日、昨年1月15日に「この一線は越えない」とする覚悟を固め、民衆党に決して哀願しないと心に決めていたことを明かした。ただし、「もし民衆党が無条件で戻ってくるなら別」とも語っており、当時は国会の主導権を守るために戦略的高地の確保と最終決戦の覚悟をもって臨んだという。柯氏は、国民党と民衆党をひとまとめに「人民の......
台湾・総統府主催の国家安全会議、野党側は「罷免法案の罠」と警戒感も 台湾総統府は先日、6月18日に主要野党の党首を招き、国家安全情勢に関する機密報告会(国安簡報)を開催すると通知した。しかしこの報告会をめぐり、野党・国民党内では「これは罷免関連法案を通すための策略ではないか」との懸念が広がっている。国民党の朱立倫主席と民衆党の黄国昌主席は出席を検討しているが、その一方で、総統の頼清徳氏が大規模な罷免運動の推進者である曹興誠氏......
「分かれても一つに」──台湾前総統・馬英九氏、中国訪問で若者に託す、両岸の平和と希望 台湾前総統の馬英九氏は、馬英九基金会の「大九学堂」メンバーを率いて中国を訪問し、「海峡フォーラム」に出席した。6月15日には全国政治協商会議主席の王滬寧氏と初めて会見し、中国5,000年の歴史における「合久必分、分久必合(長く続いた統一はやがて分裂し、分裂が長引けばまた統一される)」という考えを語った。馬氏は過去2年で中国を3度訪れており、今回の訪問を通じて......
舞台裏》「台中防衛戦」始動 台湾・台中市長盧秀燕氏がリコール危機に「指揮官」として出陣 台湾・国民党が31対0という前例のないリコールの危機に直面しつつある中、朱立倫氏(国民党主席)は6月11日に開かれた党常務委員会で、「リコールはすでに第3段階に入った」と強調し、党全体に「戦闘状態」への移行を呼びかけた。朱氏は、「国民党は愛国者ミサイルのように、台湾の民主主義を守る精神で対応していく」とし、地域防衛の名のもとに周辺勢力を結集し、党中央主導で「......
イスラエル、イラン核施設を攻撃、米は暗殺に反対 ネタニヤフ首相「神権打倒を」 イスラエルのネタニヤフ首相は、数十年にわたりイランの核兵器開発を阻止することを自身の使命として掲げてきた。そして今、ついにイランへの大規模な空爆を決行。ウラン濃縮施設を破壊しただけでなく、政権転覆や最高指導者ハメネイ師の暗殺を示唆する発言まで飛び出し、国際社会に衝撃を与えている。しかしこの「斬首計画」に対し、アメリカのトランプ大統領はブレーキをかけた。極めて......
日本与野党税制改革を巡る攻防 野党は消費税削減を求め、自民党は国債の深刻な影響を懸念 日本のメディア《FNN》によると、自民党の森山裕幹事長は8日、徳島市で開かれた自民党徳島県連大会に出席し、一部政党が主張する消費税の減税案について、「政府は慎重に慎重を重ねる姿勢で臨むべきだ」と述べた。あわせて「現時点で応じられる新たな財源は存在しない」と強調した。森山氏は、「消費税をゼロにする案や、5%への引き下げを求める声があるが、いずれも歳入減をどのよ......
インタビュー》フジロック2025企画チームが語る今年の見どころとは?:山下達郎がついに登場 2025年の「FUJI ROCK FESTIVAL(フジロックフェスティバル)」は、7月25日(金)から27日(日)まで、新潟県・苗場スキー場で開催される。アジアを代表する音楽フェスティバルとして知られるフジロックは、欧米の大物アーティストを招聘する一方で、アジア音楽界との連携も深めてきた。
今回、主催側の企画チームの中核を担う3名が、風伝媒の特別インタビュ......
夜空と宇宙を旅する夏。六本木ヒルズで「天空の星まつり」開催へ 森ビル株式会社(東京都港区)が運営する六本木ヒルズ森タワー52階の展望施設「東京シティビュー」では、2025年6月20日(金)から9月7日(日)まで、夏季限定イベント「天空の星まつり」を開催する。七夕や宇宙をテーマに、都市の中心で幻想的な星空体験ができる特別企画だ。笹飾りや天の川演出、松本零士展とも連動展望回廊には笹飾りと短冊が設置され、天の川をイメージした......
独占インタビュー》一青窈さんが語る「魂のふるさと台湾」音楽と言葉のちから 2025年5月、歌手・詩人として幅広く活動する一青窈さんが、台湾のメディア『風傳媒』の独占インタビューに応じた。台湾にルーツを持ち、日本で長年音楽活動を続けてきた一青さんが、音楽と言葉、文化背景、そしてこれからの夢についてじっくりと語っている。台湾の風景や香り、言葉──そうした記憶を身体に染み込ませながら、一青さんは自身の表現に丁寧に織り込んできた。その言葉......
観光の未来をつくる──ライオントラベル、「台湾観光サステナ賞」で5冠達成 台湾の大手旅行会社ライオントラベル(雄獅旅遊/Lion Travel)は、台湾永続エネルギー研究財団(TAISE)が主催する「第1回 台湾観光サステナビリティ賞(TAISE Taiwan Sustainable Tourism Awards)」において、最多となる5部門での受賞を果たした。
なかでも注目を集めたのは、董事総経理兼サステナビリティ長を務める黄信......
本音を話せる相手はAI?チャットボットに潜む「迎合」のリスク 現代社会において、AIツールは仕事や日常会話のなかで欠かせない存在となっている。ChatGPTやGeminiなどのチャットボットは、いまや世界中の数百万人にとって、心のガイドやキャリアアドバイザーとして機能し始めている。だがこうした「親しみやすい」AIたちは、時に危うさをはらんでいる。というのも、ユーザーが本当に必要とする「貴重な視点」ではなく、「聞きたい言......
トランプが語るマスクとの対立の経緯 「彼が私を支持するとは思わなかった」 米国のトランプ大統領は12日、過去の顧問である電動車業界の大物、イーロン・マスクを「友人」と「親しい仲間」と呼ぶ一方で、政府を去った後のマスクは「ちょっと変わった」と述べた。トランプ大統領はカリフォルニアで電動車関連法案に署名した際、電動車推進政策に反対する立場ではマスクと意見が合わなかったと記者団に述べた。トランプによれば、テスラCEOのマスクは非常に率直......
中東の緊張が高まる中、イスラエルがテヘランを急襲!革命防衛隊司令官を狙撃 イスラエルは13日未明、イランの首都テヘランなどを対象に大規模な空襲を行い、革命防衛隊の総司令官ホセイン・サラミ(Hossein Salami)を含む複数の高官がこの攻撃で死亡した。イスラエル側は、これはイランの核能力に対する先制攻撃であり、主な標的はイランの長距離ミサイルおよび核計画に関連する重要施設であると表明している。しかし、『ニューヨーク・タイムズ』......
台湾最大級の熱気球フェス、草原ピクニック付きで楽しむ夏旅ツアー発売 係留フライトで安心!地元人気店とのコラボによる草原ピクニックやパッケージツアーも提供台湾の大手オンライン旅行会社「イージートラベル(ezTravel)」は、2025年7月5日から8月21日まで台東・鹿野高台で開催される「2025台湾国際熱気球フェスティバル」にあわせ、係留フライト熱気球体験を保証した宿泊付きツアーの販売を開始した。価格は1泊2日で4,990台......
独占インタビュー》台湾の若手アニメーション監督・蘇瑞容の短編が東京の国際映画祭へ 2025年のShort Shorts Film Festival & Asia(SSFF & ASIA)において、台湾のアニメーション監督・蘇瑞容(スー・ルイロン)による短編アニメーション『鼴鼠,鼴鼠!(Mole mole!)』が「キッズプログラム」に入選し、6月7日に東京で上映された。蘇監督は《風傳媒》の独占インタビューに応じ、本作への思いと自身の創作哲学......
阿里山を超えた!台湾で今一番人気「癒しの森」、32万人が通う魅力とは 台湾は面積こそ小さいが、、地形や気候が複雑で、変化に富んだ自然景観を持つ国だ。固有種や希少な動植物が生息する独特の生態系を育んでおり、自然にふれたい国内外の旅行者にとって魅力的なスポットが多い。台湾交通部観光署が発表した2025年1〜3月期の統計によると、国内の森林レクリエーションエリア(森林遊楽区)で訪問者数がもっとも多かったのは、南投県にある「溪頭自然教......
「台湾語は心の音」──日本人シンガー真氣、歌で繋ぐ日台の絆 日本人でありながら台湾語の歌を歌い続けるシンガー・真氣(まき)さんが、台湾語音楽との出会いや創作活動の原点、そして台湾に対する思いを語ってくれた。《風傳媒》とのインタビューでは、その情熱と挑戦の軌跡が明らかになった。台湾語を愛し、自ら作詞・作曲も真氣さんが台湾語の歌を初めて歌ったのは、2009年に台湾を訪れたことがきっかけだった。当初は中国語に興味を持ってい......
日本国債危機が米国に波及?──台湾の専門家「金融市場の終末が始まるかもしれない」 日本の超長期国債利回りが急上昇する中、日本政府がその発行量削減を検討しているとの報道を受け、台湾の元立法委員で政治評論家の郭正亮氏は、自身のインターネット番組『亮子立学』にて「日米の金融補完関係が崩れ、米国市場にも深刻な影響を及ぼす可能性がある」と警鐘を鳴らした。「今回の日本国債危機は想像を超えており、金融市場にとって“終末”をもたらす恐れがある」とも述べた......
「13日の金曜日」はなぜ不吉とされるのか?──欧米文化に根付く迷信のルーツとは 「13日の金曜日(Friday the 13th)」と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは「不運の日」ではないだろうか。この迷信は欧米文化に深く根付いており、アメリカでは2025年に1度だけ、まさに本日が「13日の金曜日」に当たるとメディアも報じている。「13日の金曜日」は長年にわたり西洋文化において「不吉な日」として知られ、ホラー映画の題材にもたびたび登場し......
一方通行の対話?台湾総統頼清徳氏の「対話呼びかけ」に野党が警戒感 内容不透明との批判も 台湾総統の頼清徳氏は、6月18日に野党党首を集め、国家安全に関するブリーフィングを行う予定だ。総統府秘書長の潘孟安氏が各党に電話で計画の概要と進捗を説明した。これについて、民衆党の黄国昌氏は13日、「議題が何なのか、頼氏が出席するのか、具体的な進行手順も明かされておらず、情報は混乱していて不透明だ」と指摘。頼氏が本当に野党を招きたいなら、国民の関心が高い重要......
「ワクチンはどっちの腕に打つべき?」免疫効果を左右する「身体の記憶」とは 新型コロナの感染が再び拡大し始める中、ワクチンのブースター接種を受ける人が増えている。特に高齢者や免疫力の落ちている人たちには、2カ月間隔での接種が勧められている。そんな中、「ワクチンを打つ“腕”」が免疫効果に影響を与える可能性があるという、ちょっと気になる研究結果が注目されている。2025年に発表された、権威ある医学誌『CELL』の論文によれば、「ブースタ......
「なぜ自分だけが…」241人死亡の墜落事故、生き残ったたった1人の男性の証言 インド航空AI171便がグジャラート州アフマダーバードを離陸直後に墜落した。SNSではすぐに事故現場の映像が出回り、血に染まったシャツを着た男性が一人、瓦礫の中を歩く姿が注目を集めた。この男性が、乗客242人中唯一の生存者であることが確認された。彼は現在40歳のインド系イギリス人、ラメシュ氏(Vishwash Kumar Ramesh)であることが明らかにな......
南海トラフ地震で台湾にも津波リスク?気象局が警鐘 南海トラフ巨大地震が発生する確率は、今後30年以内で80%──日本政府はそう警告している。想定されるマグニチュードは8〜9。発生すれば大規模な津波を伴い、暮らしや経済活動に深刻なダメージを与える可能性がある。このニュースは台湾でも大きな注目を集めており、将来の波及リスクに対する不安が広がっている。台湾の中央気象署は、公式Facebook「報地震」の投稿で南海......
チップ規制は逆効果?「ChatPPT」から逆転劇へ──中国のAIが3ヶ月で米国に迫る衝撃 百度(バイドゥ)のCEO・李彦宏(リー・イェンホン)氏は2023年、自社のAI製品「文心一言」を発表したが、その操作デモが事前収録だったと後に認めたことで、「ChatGPTじゃなくてChatPPTだ」と中国国内で揶揄されることに。当時は「中国のAIはアメリカの車のテールランプすら見えない」とまで言われていた。しかし、2025年の「トランプ2.0」就任当日、中......
自民党、訪日外国人の免税制度「全面廃止」を提言、年2000億円の税収損失に懸念 日本国内の財政圧力と間近に迫る参議院選挙を踏まえ、与党・自民党の内部検討会は12日、党幹部に政策提案を提出し、外国人の訪日買い物に適用される消費税免税制度の廃止を提言した。試算によると、この制度は年間で国庫の税収を2000億円以上減少させており、全面的な廃止は財源の安定化や日本の家庭の負担軽減に寄与すると見込まれている。この提案は、自民党の最高顧問である麻生......
「ドリームライナー」神話崩壊か──ボーイング787、初の死亡事故で信頼に再び打撃 米ボーイング社が「ドリームライナー」と称する787シリーズは、2011年の正式就航以来、現役旅客機の中でも最も先進的な機体のひとつとして知られてきた。インド航空機の墜落事故が発生するまで、同シリーズでは死亡事故は一度も報告されておらず、優れた安全記録を維持していた。AFP通信によれば、今回のインド航空AI171便の墜落は、2011年に全日本空輸(ANA)で初......
CNNも注目!阿里山・太平山を超える、台湾の絶景ローカル鉄道5選を徹底紹介 鉄道の旅が新たなブームに――旅行業者が発表した「台湾で訪れるべき鉄道5選」には、平渓線や阿里山森林鉄路などが名を連ね、鉄道ならではの魅力を体験してほしいとしている。旅行予約サイトのBooking.comはプレスリリースの中で、「従来のように事前にチケットを予約し、綿密に計画された旅とは異なり、鉄道旅行は煩雑な準備が不要で、慌ただしいスケジュールに追われること......
台湾・彰化、2025王功漁火節6/28-29開催 多彩なイベントと光のアート祭典を展開 台湾・彰化で、2025年の王功漁火節が6月28日(土)から29日(日)までの2日間にわたって盛大に開催されることが発表された。12日午前には記者会見が行われ、県長の王惠美氏、芳苑郷長の林保玲氏、彰化県区漁会理事長の林明壽氏、総幹事の陳威谷氏、福海宮主委の林義璿氏らが出席した。王県長は、2日間にわたる王功漁火節は5つの大きな見どころを用意しており、多くの方々を......
台湾ドル、3年ぶり高値更新で輸出業界に大打撃 為替レートが2.6角急騰し警戒感強まる アメリカの最新のインフレ指標が発表され、予想以上にインフレの鈍化が見られたことで、市場は連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げに期待を寄せた。これによりドルは急落し、アジア通貨が反発して急騰した。本日(12日)、新台湾ドルは29.66元で取引を終え、前日比0.26元の大幅上昇となり、2022年6月初旬以来の高値を記録。輸出業者の警戒感が再び強まっている。為......
エアインディア、ボーイング787が離陸30秒で墜落 乗客乗員241人死亡、1人が奇跡的に生存 エア・インディア(Air India)のロンドン行き定期便が墜落するという重大事故が発生した。機内には200人を超える乗客と乗員が搭乗しており、現在も安否は確認されていない。現地メディアの報道によると、このボーイング787-8型機は離陸直後、航空交通管制センター(ATC)に「メーデー(Mayday)」の緊急信号を発信。その後、通信は途絶えた。インド民間航空総......
「台湾企業の移転、TSMCの懸念は氷山の一角に過ぎない」元閣僚警告の要因とは 米中関係が緊張を続ける中、アメリカのトランプ大統領は5日の夜、中国の習近平国家主席と電話会議を行い、新たな交渉ラウンドを開始することを約束した。トランプ氏はこの通話を「非常に前向き」と評し、北京との良好な関係を強調。これに続き米中両国は9日、英国ロンドンで新たな貿易交渉を行った。アメリカの商務長官ルース・ニック氏は、会談が「実り多い」と述べ、トランプ大統領も......
施威全コラム》「中共の良心を探す?」誤った問いかけ 六四記念の動きに合わせて、アメリカのシンクタンク学者であり、元国家情報委員会の官員であるロバート・L・スエッティンガー(Robert L. Suettinger)の中国語版著作が台湾で発表された。『胡耀邦:国共内戦から天安門事件まで』という書籍で、英語名は『The Conscience of the Party(党の良心)』である。著者は胡耀邦を「中国共産党......
陸文浩の視点:『シャングリラ会合』後の中国軍『遼寧』空母の遠距離兵力支援 軍事ニュース通信社は、6月6日午前に国防部のウェブサイトで発表したところによると、6月5日に中国軍の航空機38機(うち35機が台湾海峡中線を越えて北部や南西部、東部の空域に進入)、軍艦7隻、公務船1隻が台湾海峡周辺で活動していると明らかにした。図からは、17機の航空機および無人機が台湾海峡西側の空域で活動しており、そのうち14機が台湾海峡中線を越えている。一......
JR東日本、TAKANAWA GATEWAY CITYで産業用ドローンの最前線を体験 「ドローンDX CHAMPIONSHIP」6月7・8日開催 点検レースや操縦体験も東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は、2025年6月7日(土)と8日(日)の両日、品川開発の中核「TAKANAWA GATEWAY CITY」にて、産業用ドローンの技術と活用シーンを広く紹介する公開イベント「JR東日本グループ ドローンDX CHAMPIONSHIP」を開催す......