大阪・関西万博》イタリア館で『Sakura』世界初上映 『Winx Club』日本初イベントも開催

2025-06-10 11:50
短編映画『SakuraサクラーLandofSymphony』世界初公開。(画像/大阪・関西万博PR事務局提供)
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― 短編映画『Sakura - Land of Symphony』世界初公開、人気アニメ『Winx Club』の日本初イベントも実現 ―

イタリアのアニメーション制作会社レインボーグループ(Rainbow S.p.A.)と傘下の芸術大学ポリアルテ(Poliarte)は、2025年6月2日、大阪・関西万博イタリア館で特別イベントを実施した。イベントは、マルケ州週間の公式プログラムの一環として行われた。

イベントの目玉となったのは、短編アニメーション『Sakura - Land of Symphony』の世界初上映。本作は、イタリアの大学・研究省および外務省、EUのNext Generation EUの支援を受けた「ラファエロ・メタバースプロジェクト」の一環として制作されたもので、日本人バイオリニストがイタリア・マルケ州を旅する過程で内面の変化を描く感性豊かな作品だ。監督はパオロ・ドッピエリ、脚本はセルジオ・ラマッツォッティ、美術監督はマルコ・デリオ・ロッシが務めた。

イベントでは、短編アニメーション作品『Sakura - Land of Symphony』が世界で初めて上映された。作品は、イタリアの大学・研究省および外務省、EUのNext Generation EUの支援を受けた「ラファエロ・メタバースプロジェクト」の一部で、日本人バイオリニストがマルケ州を旅する姿を描いた。

監督はパオロ・ドッピエリ、脚本はセルジオ・ラマッツォッティ、美術監督はマルコ・デリオ・ロッシが担当。撮影には、マルケ州の伝統企業や文化施設が多数協力。地元のワイナリー「ウマニ・ロンキ」や食品ブランド「スピノージ」、ファッション企業「ラルディーニ」や「ファビ・シューズ」などが協力した。音楽はマルケ州出身のステファノ・ファニャーニ氏と、日本のサウンドデザイナー岩田裕大氏による共同制作。

このほか、マルケ州初のデジタルミュージアム「MADE(MArche DEsign Museum)」のオンライン公開(2026年予定)も発表された。100年を超える地元の創造産業の歴史を紹介する内容で、国際的な注目を集めている。

また、同日にはレインボーグループの人気アニメ『Winx Club』の新シリーズ『Winx Club – The Magic is Back』の日本初イベントも実施された。原作者のイジーニョ・ストラッフィ氏が登壇し、制作にまつわる経緯を語ったほか、日伊の若手アーティストが参加した国際イラストコンテスト「Under the Sign of Winx」の表彰式も行われた。

会場には、日本の「ウィンクス・コスプレ・クラブ」も登場。コスプレイヤーのユリコタイガー氏のプロデュースによるパフォーマンスで観客を魅了した。

イベントは、アニメーションを通じた日伊間の文化交流を図るものであり、マルケ州の地域文化発信の一環として実施された。

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