米中首脳の手相に台湾政界が驚愕 日本占い師「トランプは握れず、習は不安だらけ」

2025-06-06 14:29
日本の占い師がトランプ米大統領と習近平中国国家主席の手相を鑑定し、非常に的確な分析を行った。(AP通信)
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台湾の政界関係者が日本を訪れた際、アメリカのトランプ氏と中国の習近平氏の手相を日本の占い師に鑑定してもらったところ、その内容があまりに的確で衝撃を受けたという。占い師は、トランプ氏について「手は分厚いが指が短い。欲しいものは何でも手を伸ばすが、結局しっかり握れないタイプ」と説明。対する習近平氏については「指が細長く、しっかりと握ることはできるが、常に強い不安を抱えている」と語った。

この鑑定結果を知った元台湾大学副学長の包宗和氏は、「国家指導者の性格がそのまま国の運命に反映されているようだ。まるで台湾危機を暗示しているかのようだ」と述べている。

興味深いのは、6月14日と15日がそれぞれトランプ氏と習近平氏の誕生日であり、時差を考慮しなければ“同じ日生まれ”である点だ。米中の二大リーダーがほぼ同じ日に生を受けたという事実は、両国の緊張関係に何らかの因縁を感じさせる。

トランプ氏の指は短く、習近平氏は不安だらけ?「米中リーダーの本性」

この台湾の政界人物は、トランプ氏の初任期中に日本を訪れ、日本の政治家との面会の合間に占い師に手相を依頼したという。ネット上から2人の手の写真を探し、名前は伏せたまま見せたとのこと。

2025年5月30日、アメリカ大統領トランプはペンシルベニア州の製鉄所で演説し、現地の製鉄労働者から熱烈な歓迎を受けた。(AP通信)
​日本の占い師の分析によると、トランプ氏の手相は欲しいものを手にするが、何も握れないという結果が出た。(AP通信)

この鑑定があまりにも的を射ていたため、台湾に帰国後に周囲に共有され、政界でも密かに話題になった。指導者の個性は国家の方針や対外姿勢に反映されると考える政治家は少なくない。

現在、トランプ氏は2期目、習近平氏は3期目に入っている。中国は習近平政権下で急速に国力を高め、国際社会でもアメリカに劣らぬ存在感を見せている。一方で、米中関係は緊張を続け、台湾問題をめぐる駆け引きも激しさを増している。

前台湾大学副校長、前監察委員の包宗和。(楊騰凱撮影)
前台湾大学副学長で元監察委員の包宗和氏が《風伝媒》のインタビューに応じた。(写真/楊騰凱撮影)

​中国大陸は習近平氏の政権下で経済発展の機会を掴み、着実に台頭してきた。多くの分析では、中国の経済基盤はもはやアメリカに劣らない水準にあるとされている。ただ一方で、中国はアメリカに対して強硬な姿勢を取り続け、「上から目線」で接する態度を強く拒んでいる。台湾海峡をめぐる問題においても強い姿勢を崩さず、いわゆる「戦狼外交」とも言えるその姿勢の裏には、アメリカの台湾への介入に対する「深い不安感」があると見られている。

今回は《風伝媒》が台湾大学政治系名誉教授包宗和氏をインタビューし、政治学の視点からこの政界人物の手相解釈の物語を分析した。

トランプ政権下のアメリカ:「何も握りきれない」

包氏は、日本の占い師がトランプ氏を「何でも欲しがるが、何も握りきれない」と評した点について、「まさに今のトランプを象徴している」と語っている。習近平氏に対する「何でも握れるが、不安感が強い」という解釈について、包氏自身は手相の専門家ではないが、政治学的な観点から見ると、独裁色が強まる国家の指導者にはある種の不安感がつきまとうのは自然なことだと分析する。ロシアのプーチン氏にも同様の傾向が見られるという。