任天堂スイッチ2世界同時発売!深夜に行列、世界中が熱狂「待ってでも欲しい」新型機
任天堂「Switch 2」が正式に発売され、東京の店舗には多くの消費者が購入に押し寄せた。(AP通信)
日本の大手ゲームメーカー・任天堂は5日、新型ゲーム機「Nintendo Switch 2(スイッチ2)」を世界同時に発売した。前世代機から約8年ぶりの新型となるこのゲーム機は、発売前から大きな注目を集め、アメリカ各地では発売当日、深夜から行列ができるなど、異例の盛り上がりを見せた。
ニューヨークやロサンゼルス、テキサス州ヒューストンなどの小売店には、多くの購入希望者が並び、SNS(XやReddit)には防水テントや折りたたみ椅子を持参して待機する様子も投稿された。
ブルームバーグなど複数の海外メディアによると、任天堂はこのSwitch 2の販売に強い自信を持っており、2026年3月末までに世界で少なくとも1500万台を販売する目標を掲げている。2017年3月に発売された初代Switchは、世界累計で1億5200万台以上を売り上げ、長年にわたる安定した収益を任天堂にもたらしてきた。
新型Switch 2のアメリカ市場における販売価格は450ドル(約6万5000円)と、前モデルの300ドル(約4万3000円)から50%の値上げとなっている。製造コストの上昇や潜在的な関税の影響が背景にあるとされる。この価格設定に不満の声も上がっているが、それでも販売初日には強い需要が見られた。
各大手小売サイトでのオンライン予約は受付開始直後に即完売となり、日本国内の任天堂公式サイトで行われた抽選販売には、第一段階で220万件以上の応募が殺到。生産能力を大きく上回る反響があった。
ターゲットやベストバイ、ゲームストップなどの実店舗でも行列が確認されており、SNSにはスーパーマリオのキャラクターに扮したファンが店頭に現れる様子も投稿されるなど、任天堂ファンの熱気が伺えた。
ベストバイによれば、購入者の70%以上が「店舗で直接商品を受け取りたい」と希望しており、「待ってでも今すぐ手にしたい」という“即時満足感”を求めて来店しているという。長時間並んでSwitch 2を手に入れたユーザーたちは、SNSで購入直後の写真を投稿し、他のユーザーから羨望の声が相次いだ。

米カリフォルニア州サンフランシスコで、新型ゲーム機「Switch 2」を購入するために列をなす多くのゲームファンたち。(AP通信)

米カリフォルニア州サンフランシスコで、新型ゲーム機「Switch 2」を購入するために列をなす多くのゲームファンたち。(AP通信)

米カリフォルニア州サンフランシスコで、新型ゲーム機「Switch 2」を購入するために列をなす多くのゲームファンたち。(AP通信)
一般的にゲーム機の利益率は他の電子製品よりも低く、任天堂は販売店による値上げ幅も厳しく制限している。しかし、小売業者にとっては、ハード本体を購入したユーザーが今後、利益率の高いソフトやアクセサリーを購入する可能性が高いことから、販売に前向きな姿勢を見せている。
一方、日本国内でも熱狂は広がっている。家電量販店「ビックカメラ」などでの抽選販売には多くの申し込みが殺到し、当選者となった一部ユーザーが初日に本体を入手した。
任天堂社長の古川俊太郎氏は、旺盛な需要に対応するため、供給体制の強化を図る方針を示し、「初代Switchを超える実績を目指したい」と述べた。

任天堂「Switch 2」の正式発売にあわせ、東京の販売店では多くの来店客が試遊に訪れた(AP通信)

任天堂「Switch 2」の正式販売が始まり、東京の販売店には多くの消費者が購入に訪れた(AP通信)
ただし、一部のアナリストは「現在の盛り上がりは、熱心な既存ファンによる初動に過ぎない」と指摘する。潜在的な新規ユーザーは、今後1〜2年でどのような新作ソフトが登場するかを見極めたうえで、購入を検討する動きもあるという。
Switch 2本体および対応ソフトの価格はいずれも上昇傾向にあり、たとえば新作タイトル『マリオカート・ワールド』の価格も従来より高めに設定されている。ゲーム体験の満足度が広範な層に届かなければ、今後の販売動向に影響を及ぼす可能性もある。
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