台湾・宜蘭には、美食や豊かな自然に囲まれた観光スポットが数多く点在している。冬山河親水公園、羅東夜市、傳藝中心などは、地元住民にも観光客にも人気の行楽地だ。そうした中、最近ネット上で話題を集めているのが、秘境ともいえる「見晴懷古步道」である。幻想的な霧に包まれたその景観は美しく、かつてCNNが「世界で最も美しい28の小道」のひとつに選出したこともあるという。
外澳や羅東夜市よりも必見!通な人が推す宜蘭の絶景スポット「まるで宮崎駿アニメのよう」
ネットユーザーはThreadsプラットフォームで、最近一人で急に休みを取り、電波の届かない深山に行き、宜蘭の見晴懐古歩道と翠峰湖を訪れたと投稿した。数時間車を運転し、霧の中を通り抜け、多くの美しい景色を見て、一日中ぼんやりして過ごすこともできるとし、本当に美しいと語った。さらに次回は冬に訪れて、雪景色を体験したいとも語った。
投稿の下には多くのネットユーザーの反応があり、「ここはどこを撮っても美しく、エフェクトは不要だ」、「私も以前車で行った後、自転車で山に向かい、ただここに来たいと思った。霧がない時もあったが、いつ行っても快適で美しいと感じる」、「見晴古道は本当に綺麗で、特に薄い霧があるときは最高だ」とのコメントが見られた。
実際、見晴懐古歩道は宜蘭の太平山国家森林遊楽区内に位置し、かつてCNNによって「世界で最も美しい28の小道」の1つに選ばれたことがある。視界が広く、地形や森林の景色が非常に感慨深く、沿道にはかつて山地から木材を運搬していた古い鉄道が残っており、鉄道、木馬、台車の車軸など歴史の跡が見られる美しい自然と人文の景観を持つ懐古歩道である。
実際に見晴懐古歩道のGoogle評価を見ると、多くの人々が「人生で最も快適な歩道を歩いたような気持ちになり、まるで宮崎駿のアニメに入ったような、路面は緩やかで歩きやすく、沿道には鉄道の遺跡があり、どの角度から見ても非常に美しい」、「非常におすすめの歩道で、本当に美しい、歩いていても疲れない」、「ほとんどが平地なので、普段運動しない人でも歩ける。鉄道と苔が美しく、日差しが落ちるとの色彩もさらに美しく、元の道を往復する歩道で、一時間余りで全てを見て回れる」と述べている。
編集:柄澤南 (関連記事: 台湾「映える廃墟」巡り レトロな建築と歴史が交差する絶景スポット5選 | 関連記事をもっと読む )
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