海上保安庁は3日、長官が5月30日から6月1日にかけてシンガポールで開催された第22回「アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)」に初めて出席し、同庁としても初となる公式スピーチを行ったと発表した。

長官は、5月31日に開かれた特別セッション「アジア太平洋における協力的な海上安全保障」に登壇し、「海上保安機関は“法の支配”のガーディアンでなければならない」と強調。近年、海洋問題がグローバル化・多様化する中、世界規模での海上保安能力の強化と、関係国・機関の協力体制の重要性を訴えた。

この特別セッションは、アジア太平洋地域の国防関係者が一堂に会し、地域の安全保障課題について自由に意見交換を行う場であり、今回の登壇は日本の海上保安体制の国際的認知向上に資するものとなった。

編集:柄澤南 (関連記事: 日台連携強化へ 台湾頼総統・蕭副総統が自民党青年局訪問団と会談 半導体・安保・文化交流に期待 | 関連記事をもっと読む )
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