国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2026(TAAF2026)」が、2026年3月13日から4日間にわたって東京・池袋で開催されることが決まった。主催は、東京アニメアワードフェスティバル実行委員会と一般社団法人日本動画協会。6月3日からは、コンペティション部門をはじめとする各賞の作品募集もスタートしている。
国際アニメ映画祭として13回目 世界中の作品が集結、各賞の募集開始
TAAFは2002年に「東京国際アニメフェア」の一環として始まった「東京アニメアワード」が前身。2014年からは独立した映画祭として開催されており、来年で13回目を迎える。若手クリエイターの発掘と育成、東京のアニメーション産業や観光の振興を目的に毎年行われており、国内外の作品や作り手が一堂に集まる場として注目を集めている。
映画祭では、短編・長編アニメーションを対象とした「コンペティション部門」のほか、日本国内で上映・放送・配信された作品を対象とする「アニメ オブ ザ イヤー部門」、業界に長年貢献した人物をたたえる「アニメ功労部門」など、複数のアワードが展開される。会期中は、ノミネート作品や受賞作の上映に加え、展示、トークイベント、ワークショップなども予定されている。

今回のコンペティション部門では、長編(60分以上)と短編(30分未満)の2カテゴリーで作品を募集。審査では、オリジナリティ、先進性、技術力、大衆性といったポイントが重視される。また、学生向けの「学生賞」も設けられている。短編の応募締切は10月31日、長編は11月10日まで。
TAAFは「東京がアニメーションのハブになること」を目指しており、国際的な作品交流や業界ネットワークの拡大をテーマに掲げている。2025年の開催時の様子をまとめたハイライト映像も、公式YouTubeで公開中。来場を検討しているファンや関係者に向けた発信も強化されている。
編集:田中佳奈
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