トップ ニュース トランプ氏、ノーベル平和賞受賞の可能性?元側近が明かす国務省のプレッシャーと各国の強力な推薦
トランプ氏、ノーベル平和賞受賞の可能性?元側近が明かす国務省のプレッシャーと各国の強力な推薦 アメリカ企業研究所の学者ルービンは、トランプの「ノーベル賞への過度な執着」を批判し、「真にアメリカを再び偉大にすることに専念すべきだ」と述べている。(AP)
トランプ大統領は、ノーベル平和賞のノミネートを目指し国際的なキャンペーンを展開、さまざまな国際問題における自身の調停役を強調している。15日にはアラスカでロシアのプーチン大統領との会談を予定しており、ウクライナとロシアの停戦の可能性を模索することが最大の外交試練と見られている。ホワイトハウスは「トランプ氏はとっくに受賞すべきだ」と述べ、各国政府や議会議員からの支持を得るために積極的に働きかけている。
どの国と要人が支持を表明しているか? トランプ氏は最近、パキスタン・カンボジア・イスラエルおよび共和党議員からのノミネートを受けている。パキスタンは「実務的な外交と効果的な平和構築」を称賛し、カンボジアのフン・マネ首相は「世界平和の促進に対する歴史的な貢献」を評価。アルメニアとアゼルバイジャンの指導者はホワイトハウスでの平和サミットにおいて共同提名を発表、議会議員ダレル・イッサとバディ・カーターも停戦合意を理由にノミネートを提出。
元側近と分析家の見解は? トランプ氏の第1期政権の元補佐官は、国務省の高官が「常にノーベル平和賞を念頭に置いている」とし、「間違いなく大きなプレッシャーだ」と述べた。保守派評論家のビル・オライリー氏は、ウクライナとロシアの戦争をこの賞を得るための鍵と見なしている。一方で、アメリカ企業研究所のルービン学者はトランプ氏が「ノーベル賞への執着が過剰」であり、「アメリカを再び偉大にする」ことに集中すべきだと批判。
トランプの外交成果と挑戦の時系列 時間 事件 成果または状況 2024年5月 パキスタンとインドの停戦を促進 平和賞にノミネート 2024年6月 ルワンダとコンゴの紛争終結を発表 自身が受賞すべきと主張 2024年7月 カンボジア・タイ国境の紛争を調整し緩和 カンボジアがノミネートを約束 2024年8月 アルメニアとアゼルバイジャンの平和サミット 両国が共同ノミネートを提案 2025年8月15日 プーチン大統領との会談を予定 ウクライナとロシアの停戦を推進する
外部からの疑問と歴史的背景
批評家は、トランプ氏がウクライナ・ロシアおよび中東の2大戦争で成果を上げていないと指摘。選挙時に約束した「初日停戦」は未だに実現しておらず、前バイデン政権の国家安全保障スタッフは「多くの外交協定は前任者が築いた基盤の上で仕上げられた」と直言。ノーベル平和賞の歴史で受賞したアメリカ大統領は限られており、トランプ氏は「取引を成立させる者」の形象で歴史に残ることを望んでいる。
情報元:《国会山報》
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