ウクライナの外国外籍兵士訓練キャンプが空爆され、台湾出身の志願兵も含まれていたことが分かった。関係者によれば、先月下旬、ロシア軍のミサイル1発が昼食時の食堂を直撃し、少なくとも12人の外国人志願兵が死亡。犠牲者には米国、コロンビア、台湾、デンマーク出身の新兵が含まれていた。
ウクライナ外籍志願兵訓練所への空爆
米紙ニューヨーク・タイムズは、これは開戦以来、外国人戦闘員を標的とした攻撃の中で最も致命的な事例の一つだと報道。ウクライナ軍は兵士の死傷を確認したが、詳細は明らかにしていない。
台湾籍兵士の安否に注目
報道によると、7月21日、ウクライナ中部クロピヴニツキー近郊の訓練所がミサイル攻撃を受け、新兵たちは野外テーブルで昼食を取っていた。米フロリダ州出身の匿名の新兵は「今まで聞いた中で最も大きな爆発音だった」と語り、爆風で破片が飛び交い、近くの木々も大きく揺れたと証言した。
惨状と被害規模
爆発後、食堂周辺には無残な遺体や重傷者が散乱し、少なくとも15人が死亡、100人以上が負傷したという。火災は弾薬庫に延焼し、二次爆発を引き起こした。生存者が救助活動を試みる中でも、破片が空中を飛び交っていた。攻撃前には空襲警報は鳴らず、急救箱も見当たらなかったという。
軍の対応
攻撃を受けたのはウクライナ国防省情報総局所属の国際軍団で、広報官カミンスキー氏は調査中であるとして、死傷者数は公表しない姿勢を示している。
編集:梅木奈実 (関連記事: ゼレンスキー大統領の職務解除を検討か 米英がウクライナ高官と秘密会談と報道 | 関連記事をもっと読む )
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