台湾・環島中に「5分間の空白」 深夜の台3線で起きた「時間逆行」現象、黒い霧と血のような標識と謎のパトカー

2025-08-14 10:35
【怪奇街道】台湾一周の恐怖体験:台3線内山道路での消えた5分間、赤いカーブ標識に背筋が凍る思い、さらに時間逆行の超常現象も発生!
【怪奇街道】台湾一周の恐怖体験:台3線内山道路での消えた5分間、赤いカーブ標識に背筋が凍る思い、さらに時間逆行の超常現象も発生!
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多くの人にとって、「環島」は単なる旅ではない。四季を駆け抜け、孤独と向き合い、自らと対話するための儀式である。台湾では、バイクでも車でも、一人で島を一周することは多くの人の胸に抱かれた夢であり、浪漫である。海を眺め、山を仰ぎ、道に迷い、そしてゆっくりと進むべき方向を見つけ出す。

しかし、自由と青春の象徴とされるこの道の上には、旅というより試練に近い区間が必ずある。とりわけ街灯のない山道では、夜が更け、周囲からエンジン音だけが響く時、次のカーブの先に待っているのが絶景なのか、それとも出口の見えない迷路なのか、誰にもわからない。

PTT媽佛板で話題 環島中に起きた「消えた5分間」の怪異

YouTuberBulabula布拉不拉は、PTT媽佛版で語り継がれる奇妙な話を紹介した。それは浪漫でも熱血でもなく、むしろ現実と夢の境界を疑わせるような出来事であった。だからこそ、この話を耳にした数えきれないネットユーザーが、今もなお背筋の寒さを覚えているのである。

男子戴安全帽、清晨出發準備環島。
ヘルメットを着用し、荷物を整えて環島に向け出発準備を整える男性。

予定変更で踏み入れた「行くべきでない山道」──台3線内山公路

ある年の2月13日、男性ネットユーザーが一人で「一日環島」に挑戦した。序盤は定番の時計回りルートに沿い、東海岸から順調に走り始めたが、行程の中盤に差し掛かった頃、「あまりに平凡で刺激がない」と感じ、滅多に人が通らない山道──台3線、通称「内山公路」へと進路を変えた。そこは街灯がなく、カーブの多い秘境の山道である。彼がその道に入った時刻は午前4時。ふと胸騒ぎを覚え、すぐさまドライブレコーダーの「緊急録画モード」を作動させた。しかし後日、記録を確認すると、午前4時ちょうどから4時5分までの映像が、まるで存在しなかったかのように完全に消えていたのである。

黒い霧に包まれ、赤く染まる標識、そして時間の逆行現象

男性ネットユーザーは当時を振り返り、天候が突如変わり、周囲に工場の排煙のような濃く黒い霧が立ちこめ、手を伸ばしても指先が見えないほどだったと語る。霧灯を点けても視界はまったく開けず、やむなく車を路肩に停め、その場で様子をうかがうしかなかったという。

起大霧、被稱為「台3線」的內山公路。
大霧がかかる「台3線」と呼ばれる内山公路。

その時刻表示は午前4時ちょうどを指したまま、まるで時間そのものが凍りついたかのように止まっていた。メーターの針は微動だにせず、秒針すら一度も跳ねない。バイク全体が何か静止した空間に閉じ込められたようで、外には地の底から湧き上がる煙のような、濃く黒い霧が粘りつくように車体を覆っていた。霧灯は一切通らず、前方にはただ濁った闇が広がるのみ。数分後、霧はわずかに薄れ、視界が少し開けたその瞬間、彼の目に映ったのは、形を変えた道路標識であった。 (関連記事: 台湾の旅行客が日本の心霊スポットで遺体発見 廃墟ビルから白骨化した遺体見つかる 関連記事をもっと読む

​原本應該是黃色底的方向牌,此刻竟變成血紅底色,整個路牌像被什麼液體浸透,滲出一種暗紅的濕痕。
元々黄色だったはずの方向標識が血のように赤く染まり、暗赤色の染みが広がっていた。

本来は黄色地のはずの方向標識が、その時は血のような赤に染まり、まるで何かの液体に浸されたかのように暗紅色の湿った痕が滲み出ていた。それはまるで血痕のようであった。さらに背筋を凍らせたのは、矢印の向きが完全に狂っていたことだ。あるものは何もない崖へと向けられ、またあるものは自分の進行方向と逆へねじ曲がり、誰かが意図的に意味を失わせた記号のように見えた。

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