台湾鉄道を使う人は要チェック!6月26日から大幅ダイヤ改正

2025-06-17 11:50
台鉄、6月26日から時刻変更。188本の列車が5分以上の時間変更。(写真/洪煜勛撮影)
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台湾鉄路公司(台鉄)は、2025年6月26日より大規模な列車ダイヤ改正を実施すると発表した。今回の見直しは年間調整の一環として行われ、合計386本の列車に影響が出る。そのうち188本については、発車時刻が5分以上変更される見込みだ。

台鉄は、北回線および中部地域でのインフラ工事が完了したことを受け、自強号や区間列車の輸送力を全体的に強化する方針を明らかにしている。

列車利用時に注意!台鉄が6月26日から大きな変更を実施

北回線では、小清水渓橋(和仁〜崇徳間)の改築工事が完了した。また中部では、通勤駅のプラットフォーム延長工事が終了し、これらを踏まえて列車の運行最適化が図られる。

西線では、毎週土曜日に七堵〜彰化間を結ぶ2本の自強号直通列車を新設。東線でも、樹林〜台東間に2本の自強号を追加運行し、花東地域における接続効率の向上を図る。

長距離列車にとどまらず、区間列車にも調整が行われる。北部では基隆〜新竹間の22本の列車が、従来の8両編成から10両編成に拡大。中壢〜七堵間のピーク時間帯にはEMU900型の列車を1本増便し、区間列車の輸送力は全体で4.4%、ピーク時には10.3%向上する見通しだ。

また中部地域では、高架駅や複数の駅のプラットフォーム工事が完了したことで、18本の区間列車が10両編成で運行される。さらに、週末および祝日には2本の区間快速列車が新左営まで延長される。これにより、中部全体の輸送力も5.8%向上する予定だ

編集:田中佳奈