東京都と一般社団法人日本動画協会が運営する「アニメ東京ステーション」が、夏休み特別企画として「アニメ東京ステーションの夏まつり」を開催する。施設は「ANIMEをもっとおもしろく、ANIMEをずっと未来へ」をモットーに、日本のアニメ文化を国内外に発信する拠点として運営されており、今年6月末までに18万7,602人が来場した人気スポットだ。

子ども向けアニメ制作ワークショップ決定
今回の夏まつりの目玉イベントのひとつが、8月23日(土)・24日(日)の2日間にわたって行われる「TOKIOドキドキアニメワークショップ」だ。対象は小学生・中学生で、アニメ制作の基本となるコマ撮りや音表現、制作工程を学んだ後、タブレット端末を使って参加者同士が協力しながらオリジナルのアニメ作品づくりに挑戦する内容となる。アニメを通じたコミュニケーション体験は、子どもたちの受容性や創造力を育むことが期待されている。
ワークショップは両日とも午後1時から午後5時まで、池袋東口徒歩4分の藤久ビル東五号館14階にあるアニメ東京ステーション内で開催される。言語は日本語と英語に対応し、参加費は無料。各回20名の定員制で抽選となる。応募期間は7月10日(木)から7月27日(日)まで、専用応募フォームで申し込みが受け付けられている。

講師はアニメ教育のパイオニアで、国内外の教育機関で実践経験を持つアニメーテッドラーニング・ファシリテーターのまさきまゆこ氏が務める。まさき氏はデンマークなど海外とも連携し、アニメーション制作を通じて社会や教育、環境に寄与する活動を行っており、近年は医療やセラピーへの応用にも取り組んでいる。
「アニメ東京ステーションの夏まつり」では、このほかにも多彩なイベントやワークショップが予定されており、詳細は公式サイトやSNSで順次発信される予定だ。
アニメ東京ステーションは池袋駅東口から徒歩4分の藤久ビル東五号館にあり、入館料は無料。開館時間は午前11時から午後7時まで(月曜休館・祝日の場合は翌日休館)となっている。施設の最新情報や夏まつり関連の詳細は、公式サイト(https://animetokyo.jp/)および公式X・Instagramアカウントで確認できる。
編集:柄澤南 (関連記事: 独占インタビュー》台湾の若手アニメーション監督・蘇瑞容の短編が東京の国際映画祭へ | 関連記事をもっと読む )
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