国際的な原油価格の変動を受け、チャイナエアライン(華航)、エバー航空(長榮航空)、スターラックス航空(星宇航空)は、7月7日より燃油サーチャージの値上げを実施すると発表した。短距離路線については、現行の15米ドル(約433台湾ドル)から17.5米ドル(約505台湾ドル)へ引き上げられ、長距離路線は39米ドル(約1125台湾ドル)から45.5米ドル(約1313台湾ドル)へと改定される。
航空券が高騰!3社の航空会社が7月7日より燃油サーチャージを引き上げ
国籍航空会社による国際線の燃油サーチャージは、中油公司(CPC Corporation, Taiwan)が公表する国際航空燃油の基準価格に基づいて調整され、民間航空局に報告のうえ、実施されている。中油が本年7月に発表したデータによれば、航空燃油の平均価格は1バレルあたり92.99米ドル(約2,684台湾ドル)であり、基準価格は1バレルあたり40.00米ドル(約1,154台湾ドル)であった。
このような燃油価格の上昇を受け、チャイナエアライン(華航)、エバー航空(長榮航空)、スターラックス航空(星宇航空)の3社は、7月7日より燃油サーチャージを引き上げると発表した。短距離路線は15米ドル(約433台湾ドル)から17.5米ドル(約505台湾ドル)に、長距離路線は39米ドル(約1,125台湾ドル)から45.5米ドル(約1,313台湾ドル)へと改定される。
チャイナエアラインによると、1人の乗客を運航する際に発生する追加の燃油コストは、長距離路線で191.49米ドル(約5,527台湾ドル)、短距離路線で41.29米ドル(約1,191台湾ドル)に達しており、燃油サーチャージを差し引いた後も、それぞれ76%、58%を自社で負担しているという。
エバー航空は、1人あたりの追加燃油コストを長距離で250.48米ドル(約7,229台湾ドル)、短距離で41.92米ドル(約1,209台湾ドル)と算出しており、差し引き後の自社負担率は、それぞれ82%および58%であると明らかにした。
スターラックス航空も同様に、1人あたりの追加燃油コストは長距離で98.46米ドル(約2,841台湾ドル)、短距離で19.46米ドル(約561台湾ドル)であり、サーチャージを差し引いた後の自己負担割合は、それぞれ75%、52%に上るとしている。
編集:柄澤南 (関連記事: 台湾の航空会社が世界一の快挙!機内食と清潔度で世界最高評価 | 関連記事をもっと読む )
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