佐賀県有田町の陶山神社で13日昼、台湾からの観光客の女性(55)がJR佐世保線の列車と衝突し死亡する事故があった。女性は神社境内の踏切付近で写真撮影をしていたとみられ、警察が詳しい状況を調べている。
台湾人女性、神社踏切で撮影中に列車衝突死
NHKや毎日放送によると、事故があったのは陶山神社参道の石段途中にある踏切。電車、神社、桜の木を一望できる撮影スポットとして知られ、多くの観光客が訪れる場所だという。
13日午後0時30分ごろ、現場付近の男性から「列車と人が衝突した」と119番通報があった。列車は長崎県早岐方面へ向かって走行中で、衝撃で女性は線路脇に倒れた。消防が駆けつけ病院に搬送したが、およそ1時間半後に死亡が確認された。
現場の踏切には遮断機はないが警報機が設置されており、警察は女性が警報音に気づかず踏切に進入した可能性があるとみて調べている。この事故の影響でJR佐世保線や鹿児島線の一部区間が一時運休・遅延し、周辺の交通にも影響が出た。
警察は事故原因の特定を進めるとともに、観光客に対し「写真撮影のために列車の走行範囲へ立ち入らないよう」呼びかけている。 (関連記事: 台湾の旅行客が日本の心霊スポットで遺体発見 廃墟ビルから白骨化した遺体見つかる | 関連記事をもっと読む )
編集:梅木奈実
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