緑島刑務所で受刑者の脱獄事件発生!受刑者の王天佑は6日午後に脱走したが、夜間に刑務所職員宿舎の屋上付近に潜伏しているところを巡回中の警備員が発見した。
事件は台東緑島刑務所の警備員が王天佑と別の受刑者を倉庫に物品受取りに連れて行った際、王天佑が隙を見て脱走した。台東県警察局刑事課と分局の捜査隊員が即座に島に上陸し捜索を開始。警察約20名に加え、地元警察と刑務所職員を合わせ約40名で捜索範囲を拡大した。
しかし、当時は寒く強風が吹いており、王天佑はレインコートと短パン、帽子しか着用しておらず寒さを凌ぐことができなかった。このため自ら塀を乗り越えて刑務所に戻ったとみられている。脱獄のニュースが広まり、地域住民は夜間戸締りを厳重にし、緑島全体が一時非常に閑散とした。幸い王天佑が確保され、島民はほっと胸をなでおろした。
王天佑は来年7月に刑期満了を迎え、仮釈放の申請も可能な状況だったが、危険を冒して脱獄を図った。当初の調査では恋人との関係が原因ではないかと疑われているが、真相は調査中である。
編集:佐野華美
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